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  • 2023/01/02 11:18

    私は蜂や虫と自然と図画工作が大好きな子供でした。気づいた時には、実家の養蜂を手伝いながら、蜂の恵みである蜜蝋キャンドルを生業としておりました。

    蜂は大切な生き物だからこそ針を持たされたのです。
    花粉交配をする蜂たち、実りを食い荒らす害虫を狩る蜂たち、神聖な森を護る蜂たち…
    しかし、現代はミツバチ以外の蜂たちは絶対悪とされ駆除されてしまう異常な時代となってしまいました。

    そして、蜂に頼らなくなった畑では世界トップクラスの農薬を使用するようになり、癌やアレルギー、精神疾患などの様々な病が激増している原因の一つといわれるようになりました。なにしろ私自身も農薬野菜や食品添加物など化学物質をなるべく摂らない食生活をしてバセドウ病やひどいアレルギー体質を治した経験を持ちます。

    本書は、私のライフワークでもある蜂ぐらし(蜜蝋製造・蜜蝋や蜂の体験教室・養蜂・アシナガバチの畑移住・スズメバチ駆除など)の経験をもとに、蜂たちの濡れ衣を晴らし、益虫復権を図り、ひいては世の中に安全安心な農作物が増え、病気が少しでも減ることを願って書きました。そして、いくらかでも人と蜂の距離を縮めることができたなら、もっともっと人は自然がもたらす恵みや癒しを存分に享受し、自然や生き物たちと共生することができるでしょう。
    本書がそんな一片の力となれることを祈っています。
    ぜひ、多くの皆さんに読んでいただきたいです。

    ■手作りを楽しむ 蜜ろう入門

    著者 安藤竜二
    出版 農山漁村文化協会(農文協)
    判型/頁数 B5 184ページ
    価格 1980円(税込)
    発行 2023年1月11日

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    著者紹介
    安藤 竜二(あんどうりゅうじ)
    1964年生まれ。1983年より父のもと養蜂を学んだ後、1988年に日本ではじめての蜜ろうキャンドル製造に着手。ハチ蜜の森キャンドル代表。アシナガバチ畑移住プロジェクト主宰。これまでに178群のアシナガバチをレスキューし無農薬畑に移住させた。(公社)国土緑化推進機構認定「森の名手・名人」。山形県養蜂協会監事。著書に『手作りを楽しむ 蜜ろう入門』(農文協)がある。


    目次
    カラー口絵:はじめに/本書に登場するハチたち/ハチ暮らしMAP/ハチ暮らしの一年
    ■1章 ハチと共生する、私の楽しい「ハチ暮らし」
    ■2章 知っておきたい! ハチの生態
    ■3章 アシナガバチ
    ■4章 スズメバチ 
    ■5章 ミツバチ
    ■6章 クマバチ、マルハナバチ、ドロバチ