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  • 2023/10/30 06:55

    ご報告が遅れましたが、今回の蜜蝋Sタイプのミツバチのダニ剤「フルバリネート」の残留結果は0.10ppmと良い値でした。(前回は0.23ppm)


    〈蜜蝋の農薬残留について〉
     近頃、蜜ろうを使った化粧品でアレルギー性の皮膚炎を引き起こす事故が起きています。その原因の一つに、世界中の養蜂で使われているダニ剤フルバリネートの高濃度残留があげられます。(写真参考)
     ハチ蜜の森キャンドルでは、お菓子やラップ、ハンドクリーム作り用の蜜ろうについて、各地の養蜂家の皆さんに厳選した採取をお願いし、さらに薬剤残留検査をしております。しかし、検査を繰り返すにつれ、全く残留していない蜜ろうの採取は大変困難なことがわかりました。2018年度から18回検査しましたが、不検出はたった1度だけでした。厳選したにも関わらず3.2mg/kg(ppm)検出したものもありました。これはミツバチが古い巣を再利用するためと考えられます。直接肌に塗る蜜蝋の残留検査は欠かせないと感じております。
     蜜ろうは食品ではありませんので農薬残留基準値はありません。そこで、私たちが普段食べている農産物に含まれている同じ薬剤フルバリネートの農薬残留基準値に基づき(りんご0.5mg、イチゴ・ナシ0.7mg、柿1mgなど)、それ以下の値の蜜ろうを、「Sタイプ」として、検査結果を公表しながら販売するようにいたしております。

    ※蜜ろう化粧品等で過去にアレルギー性の皮膚炎を経験した方は、ミツバチの体に寄生するダニが唯一いない国オーストラリア産の蜜ろう(別売り)をお求めください。



    ダニ剤(アピスタン)