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  • 2024/11/22 12:07

    ミツバチのダニ剤「フルバリネート」の残留結果が 0.01ppmと大変良い値の蜜蝋が見つかりました!



    これは定量限界値の0.01ppmと同じ値です。
    定量限界とは「適切な精確さをもって定量できる分析種(測定対象成分)の最低量または最小濃度」のことです。ですから、検出は見られたけれど調べられる最も少ない値であるということ。オーストラリア産の不検出蜜蝋の入荷が滞っているのでちょうどよかったです。ぜひお試しください。

    〈価格について〉
    検査でNGが出るたびに検査費用が重なっている状況です。今回は特別に良い値でしたので少し値上げして販売させて下さい。
    前回の蜜蝋(0.1ppm)はそのままの価格で販売いたします。100gの現行価格1400円→1600円(税抜) 税込1760円
    ご理解いただけましたら幸いです。

    〈蜜蝋の農薬残留について〉
     近頃、蜜ろうを使った化粧品でアレルギー性の皮膚炎を引き起こす事故が起きています。その原因の一つに、世界中の養蜂で使われているダニ剤フルバリネートの高濃度残留があげられます。
     ハチ蜜の森キャンドルでは、お菓子やラップ、ハンドクリーム作り用の蜜ろうについて、各地の養蜂家の皆さんに厳選した採取をお願いし、さらに薬剤残留検査をしております。しかし、検査を繰り返すにつれ、全く残留していない蜜ろうの採取は大変困難なことがわかりました。2018年度から20回以上の検査をしましたが、不検出はたった1度だけでした。厳選したにも関わらず3.2mg/kg(ppm)検出したものもありました。これはミツバチが古い巣を再利用するためと考えられます。
     蜜ろうは食品ではありませんので農薬残留基準値はありませんし、調べる法律もありません。しかし、直接肌に塗り経皮毒となりうる蜜蝋の残留検査は欠かせないと感じております。そこで、私たちが普段食べている農産物に含まれている同じ薬剤フルバリネートの農薬残留基準値に基づき(りんご0.5mg、イチゴ・ナシ0.7mg、柿1mgなど)、それ以下の値の蜜ろうを、「Sタイプ」として、検査結果を公表しながら販売するようにいたしております。

    〈ダニ剤について〉
    養蜂業では、採蜜の終わった秋になると、ミツバチの身体に寄生するダニを、巣内に薬剤をぶら下げて落とす作業があります。(写真参考)この薬剤「フルバリネート」は世界中で使用されています。ダニは病気をもたらすのでミツバチの健康を考えると必要不可欠な作業ですが、その薬剤「フルバリネート」は、脂溶性のためハチミツには残留しないのですが、蜜ろうには大変残留しやすい性質を持っているのです。

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