BW-R100 蜜ろうラップ用配合蜜ろう 100g(農薬残留検査済み蜜ろうS使用・刷毛塗り用・オリジナルブレンド)
多くのお客様からのリクエストにお応えして蜜ろうラップ用の配合済み蜜ろうの販売を始めました。容器に密着しやすいように蜜ろうに松脂と植物油を配合しました。湯煎で溶かして刷毛で塗りアイロンをかけるだけで、誰でもとても簡単に蜜ろうラップが作れます。また、食品に使うものなので、養蜂で使用するダニ剤残留検査済みの蜜ろうSタイプを使用しています。詳細は蜜ろうSタイプのページをご覧ください。布の厚さにより異なりますが、100gでおおよそ20×20cmの布10枚分の蜜ろうラップが作れます。
※湯煎できない場合は、ドライヤーで温めてナイフで細かくチップ状に切ってからお使いください。
※プロ使用の配合ではありませんのでご了承ください。ご自分で配合する場合は蜜ろうSタイプをお求めください。
※電子レンジには使えません。熱いものが入った容器や日の当たる場所、温度の高くなる場所に置かないでください。65度で蜜ろうは溶けます。
※使用後は水洗いし、陰干ししてください。
※粘着力が弱くなったら、また蜜ろうを足してアイロンをかければ再生できます。
※容器に蜜ろうが付着する場合がありますが食器用洗剤で落ちます。
※寒い季節、器やラップが冷たいとくっつきづらいです。常温になってからご使用ください。
※ハンドクリーム作りには使えません。
内容量 100g
原材料 蜜ろうS、松脂、植物油
本体価格1400円 税込1540円
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■蜜ろうラップの作り方(写真参照)
1.新聞紙を厚めに敷き、布よりも大きめのクッキングシートを敷きます。(キッチンペーパーではありません)
2.お好みの布を置きます。
(あまり厚い布は容器への粘着力が弱くなります)
3.湯煎用ボールまたは小鍋に配合蜜ろうを入れて湯煎で溶かします。
(直火だと温度が上がりすぎて気化したり、使用する刷毛がナイロン製だと溶けてしまいます)
4.刷毛で布全体に薄く塗ります。
(ムラや塗り残しがあって大丈夫。まずは適当にやってみてください)
5.布の上にクッキングシートを載せます。
6.中温度にしたアイロンをかけて蜜ろうを溶かして染み込ませます。
7.染みていない部分に蜜ろうを移動させるようにします。
8.クッキングシートを開けてみて染み込んでいるか確認し、染み込んでいない所があれば、蜜ろうを足してアイロンをかけます。
9.冷めたら粘着力が増すように、布の端をピンキングはさみでギザギザにカットしてできあがり。
(クッキングシートを剥がさずに切ったほうが切りやすいようです)
※粘着力が弱い場合は蜜ろうを足してもう一度アイロンをかけます。逆にベタベタしすぎる場合も、余計な蜜ろうを布の外に押し出すようにアイロンをかけて調整してください。
《湯煎ではなくチップ状してアイロンを掛けるには》
刷毛塗りができない場合は、蜜ろうのかたまりをドライヤーで温めナイフでチップ状にこまかく切れば、布の上に並べてアイロンかける通常の方法で使用できます。
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ハチ蜜の森キャンドルの蜜ろうを使用し、プロの配合と技により上質な蜜ろうラップが作られています。(ハチ蜜の森キャンドルの配合蜜ろうではこの質感は出せません)
本物を求められる方にオススメいたします。
→ Bee simple
https://beesimple.jp/
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【Sタイプ蜜ろうについて】
近頃、蜜ろうを使った化粧品でアレルギー性のかぶれや皮膚炎を引き起こす事故が起きています。二つの原因が考えられます。一つは、ミツバチに巣枠の中に巣を作らせる際に、巣礎とよばれる蜂の巣模様の蝋のシートをはさみこみます。この巣礎は、六角形が壊れないよう硬い石油系のパラフィンを蜜ろうに混ぜて作られているのです。ですから、精ろうの際に巣枠ごと溶かしてしまえばパラフィンが混じってしまうことになります。
また、養蜂業では、採蜜の終わった秋になると、ミツバチの身体に寄生するダニを、巣内に薬剤をぶら下げて落とす作業があります。ミツバチの健康を考えると必要不可欠な作業ですが、その薬剤の「フルバリネート」は、脂溶性のため蜜ろうに大変残留しやすい性質を持っています。ダニ剤が残留しているのは、やはり巣枠の古い巣の部分です。
採蜜の時は、たくさんハチミツを蓄えさせるために、巣枠と巣枠の間隔を広げて、巣を盛り上げさせ巣穴を深く作らせます。巣穴が蜜で満タンになると新鮮な蜜ろうでフタをします。採蜜の際はこのフタを切り取って遠心分離機に入れます。ハチ蜜の森キャンドルの蜜ろうは、おもにこのフタの部分の蜜ろうです。
しかし、新鮮なフタの蜜ろうといえども、深く切ってしまえば、残留している古巣が混じってしまうおそれがあります。そこで、ハンドクリームやお菓子用の蜜ろうは、残留薬剤の有無を山形県理化学分析センターで検査してもらい、不検出もしくは残留値の低い蜜ろうを販売することにいたしました。
しかし、検査を繰り返すにつれ、全く残留していない蜜ろうの採取は大変困難なことがわかりました。2018年から自家養蜂場の蜜ろうを含め、採取にこだわった蜜ろうを10回以上検査しましたが、非検出は1度だけで、他はどれも微量ですが残留が見つかりました。後で研究論文を読んでわかりましたが、ミツバチは古い巣も再利用して巣を作るらしいのです。どんなに採取方法をこだわっても、これでは防ぎきれないことがわかりました。
ただ、あえて古巣の混じったこだわらない収穫をした蜜ろうを調べると、10倍量の1 mg/kg(ppm)越えの残留がありました。うちでは2年ほどで巣を更新しますのでこの程度の値ですが、たとえば5年使い続けた古巣には5年分残留してしまうということになります。残留値の少ない蜜ろうを得るには、やはりこだわりの採取も必要なことは確かです。
さて、蜜ろうについては、国で決められた農薬残留基準値が設けられていませんので、私たちが普段食べている農産物に含まれている同じ薬剤フルバリネートの農薬残留基準値に基づき、例えば、りんご0.5mg/kg(ppm)、イチゴ・ナシ0.7mg、柿1mgなど、それ以下の値の蜜ろうを、Sが一つ足りない「Sタイプ」として、検査結果を公表しながら販売するようにしております。
● 脱色・着色はしていません。花粉がもたらした天然色です。
● 脱臭・着香はしていません。腐臭もしません 。
● 精製は「湯洗い」と「微細濾過のみ」です。
●遮光袋に入れてあります。
ご不明な点は、どうぞお電話やメッセージでお問い合わせください。
電話 0237-67-3260